- めっちゃ暑い
- 土日と平日の区別がない
- 祝日という概念がない
- 盆休みは墓掃除するけど休みではない
- 最後の夏休みは3年前
- ボーナスもない
あの有名なリンカーンも「酷暑の中でもし8時間、木を切る時間を与えられたら、私はそのうち6時間を冷風扇作りに費やすだろう」と言っています(大嘘)
そんなわけで↑みたいな話題の冷風扇を手元に導入したいわけですが、8000円払って到着まで3日も待てない、金も時間も惜しいので「劣化版こ○ひえ」を作ってみたの巻です。
(正直言うと自室のクーラーが壊れたので緊急措置)
必要なもの
全部ダイソーで買えます。
- USB扇風機 プラ製フレームタイプ(300円)
- 積み重ねボックス 大
- 積み重ねボックス 大・浅型
- 超吸水ふきん(すご〜い)
- 太めの針金(家にあった余りを使いました)
- 書類クリップ(写真に入れ忘れました)
- 三ツ矢サイダー(暑いので先に飲んでしまいました)
300円商品が1点、100円商品が6点、合計7点に税込みで988円でした。
この工作のポイントは、USB扇風機の外幅と積み重ねボックスの内幅がぴったり15cmですっきりと収まったところです。
ありがとうダイソー。すごく気持ちいいよ。。
作る
スリットをあける
積み重ねボックスを、浅型を上に積んだ状態にして、写真のような位置に8cmの線を4本ひきます。
線は側面から1cm離し、それぞれ2cmの間隔をあけます。
線をつぶすようにしてスリットを開けます。
開け方はお好みで何でもいいですが、手っ取り早くやりたかったので今回はハンダゴテで溶かしました。
ちなみに全く推奨しません(くさくて有害・コテも痛む)のでマネするときは自己責任で。
ハンダゴテで雑に開けると溶けたポリプロピレンがダマになってザラザラするので、ニッパーやカッターなどを使って切削面をきれいに整えます。
ここはいくらでも時間をかけられるポイントなのでヒマなときはずっと削ってると楽しいです。
ハンガーをファンにつける
針金を、図のようなW字状に曲げます。
間隔はスリットにあわせて2cm程度にします。
手で雑に曲げて沿わせておいて、時間のあるときにきれいに補正するとよいでしょう。
積み重ねボックスの中にファンを設置し、針金の末端をファンのプラスチックケースに巻きつけて固定します。
ファンの前面ガードは反時計回りに回して外し、ブレードも取り外してから作業しましょう。
針金のカタチがうまく決まらず凝ってしまいそうになりますが、我慢しないと1時間で終わりません。
このハンガーにあとで吸水ふきんを掛けるわけですが、重たいと針金が下方向に曲がってしまいます。
そこで手前側にU字状の支柱を取り付けます。
蒸発カーテンを掛ける
超吸水ふきんを短冊状に切ります。
今回買ったものは30cm四方のものだったので、4分割して長さ30cmと幅7.5cmにします。
切ったあと、水を含ませてから絞る、を3〜4回繰り返し、吸水しやすいようなじませておきます。
切った4枚の超吸水ふきんを各スリットに通し、ハンガーにあてがった状態で4枚まとめて上部を書類クリップで留めます。ちょんまげとか納豆とかそんなイメージな風貌になったらOKです。
最後に下側の積み重ねボックスに水を入れます。取っ手の穴からこぼれないように注意しましょう。
できた
すんごい安っぽい!!!!!
実験
1時間オーバーしてますが、本当に涼しくなるのか疑わしいのでミニ実験をしてみました。
今回作った冷風扇と、同じ300円USBファンをもう1つ買って並べて設置し、前方の壁の温度を測ってみます。
各ファンの間隔と壁との距離は約20cmで、電源は両方とも同じUSBバッテリーに接続します。
冷風扇に使用している水は常温です。というか水道管が熱せられてるせいで若干ぬるいです。
最初はどちらの壁も26.8度でした。
この温度から実験スタートです。
5分後
ふつうのファン:26.0度(-0.8度)
冷風扇:25.0度(-1.8度)
15分後
ふつうのファン:25.8度(-1.0度)
冷風扇:24.6度(-2.2度)
30分後
ふつうのファン:25.9度(-0.9度)
冷風扇:24.7度(-2.1度)
限界っぽい感じだったのでこの辺で中断しました。
結果
-2度ぐらいは涼しくなる
- 壁冷却実験では-2度ぐらい(客観)
- 上半裸で冷風扇を使うとかなり涼しい(主観)
- 頑張って作ったから涼しさもひとしお(自炊するとなぜか美味しく感じるのと同じ)
製作時間は1時間をちょっと超えてしまいました。
実際には、ダイソーに買い物に行き帰ってくるまで1時間半(+ガソリン代)、
実験に1時間、写真編集30分、記事執筆2時間、
結局6時間も費やしてしまっていました。
はたして、僕はあと2時間で木を切り倒せるのだろうか……