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二兎を得るか、一兎をも得ざるか

勢いだけで盛岡から思いつき1泊2日の弾丸旅行in函館は楽しめるのか【その1・花巻&盛岡】

6月26日・27日と出張(厳密には事業のコアメンバー間の研修)で岩手県花巻市に行ってました。

27日の夕方には帰る予定で新幹線チケットを撮っていたものの、コロナになってから以降に国内で自家用車以外の遠出は初めてでした。そんなこんなで不可抗力によって堰き止めてられていた乗り鉄の血が溢れてしまい、東北の第3セクター北海道新幹線に乗る目的で急遽函館まで弾丸で行ってきたレポです。

なおわたくし、函館に関して知っている事前情報は、弾丸を決意するまで「五稜郭」と「函館山からの夜景」のみという、石川さゆりから津軽海峡島流しを言い告げられても文句の言えないレベルのビギナーだということが前提となります。

まずは弾丸手前の花巻・盛岡メモから。


6月26日(研修1日目・弾丸-2日目)

新花巻駅にお昼頃に到着。晴れてはいるけど過ごしやすいぐらいの気温でした。

宮沢賢治の「注文の多い料理店」の実店舗があったことを初めて知る。すいとん美味しかった。このあと隣にある宮沢賢治記念館にも立ち寄りました。

www.kanko-hanamaki.ne.jp

マルカンデパートという花巻の名物百貨店の大食堂にて、箸で食べるものとされているソフトクリーム(280円)をいただきました。量もさることながらミルクも濃厚、周囲は日曜昼なので客足も多く、まさしくザ・昭和のデパートレストランといった風情。

花巻市街地から車で20分もかからないぐらいのところにある「大沢温泉 湯治屋」に宿泊しつつ、会議室を借りてディスカッションしました。内鍵だけの和室なんて初めて泊まったかもしれない。


6月27日(研修2日目・弾丸-1日目)

朝、花巻駅前にあった「Lit work place」へ。リモートワーカー的な脊髄反射で入ってみたところ、コワーキングではなくカフェかつクラフトビール醸造所とのこと。2階からの眺めを、花巻の伝統スポーツショップ「タケダスポーツ」が台無しにしている(?)とは同行者の談。

車で盛岡へ移動。途中の道の駅「いしどりや」で酒粕アイスをいただきました。甘酒を濃縮還元してるのかと思うほどの深い香り。なお、この「いしどりや」出身者のことを近隣の大学では「イシドリヤン」というそうな。本当か?

初めて岩手県を訪れた人間(僕のことです)が2日目に行くようなところではないと評される、僻地ながら根強いファンをもつホルモン鍋が名物の「玉山支所前食堂」へ連れてきてもらいました。1人前600円、生キャベツから染み出す水だけで、大量の豆腐とホルモンを一緒に煮るニンニクのよく効いた鍋、圧巻でした。煮え切るまで皆でキャベツを箸で押さえ込むという文化も独特すぎる。

はじめての盛岡駅。とってもきれいな明朝体でございます。

このあとしばらく、盛岡駅前のビル最上階の展望台にあるコワーキングスペースでお仕事。1時間500円と少し高いものの、壮大な岩手山と、秋田・東北新幹線が分岐して走ってゆく様子を眼下に収めながらの作業は…… 嗚呼なんと捗らない……

日没前後になり、小岩井農場ドライブと、岩手県立大学を軽く見学してきました。

上野あたりまでの終電を考え始めた時点で時既に遅し、ならば今日は盛岡に泊まり、せっかくなら明日は函館まで足をのばし、未到達の新函館北斗から夕方の新幹線に乗れりゃ満足だろ…… という判断のもと、切符の予約変更を行い近くのプロントでビールをいれながらのミーティングとなりました。今日はもう帰らん! と決めたときの無敵感がすごい。

大急ぎで近隣のビジホ予約をしたところ、日曜夜なので格安余裕ゲット。

ミーティングが終わって23時、晩飯として初めてのじゃじゃ麺にトライ。
「ちいたん」とかいうゆるキャラみたいなシメのだし汁が最高でした。

夜はアートホテル盛岡というマイステイズ系列のビジネスホテルへ。盛岡駅と繁華街の中間ぐらいに位置しており、どこへでも徒歩で行きやすそうです。直前予約でも3000円ほどで宿泊できました。


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