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二兎を得るか、一兎をも得ざるか

ShockAndKeys (食券機型電子楽器) をNT東京に出展してきたよ

9月7〜8日に東京の科学技術館で開催された「NT東京」に、ShockAndKeysを出展してきました〜

NT東京

wiki.nicotech.jp

今年で2回目、ドミネーターなどでおなじみのCerevoさん主催でのイベントです。
都心でのMake系イベントは小規模コミュニティ主催のものか、商業化しつつあるMakerFaireぐらいになりがちなので、ちょうどよい規模感のNTがあるのはとてもありがたいことですね。

弊展示

食券機型電子楽器のShockAndKeysです。

本部ブースのお隣、裏手の搬入口のすぐ目の前というとてもいい位置に配置していただけました。

前回の出展であるNT金沢のときと比べてアップデートが入っていますが、これは別記事としてのちほど書きます。

ポタ電はいいぞ

今年の春先に、イベント出展用 兼 アウトドア用 兼 車内リモートワーク用 兼 非常用 としてそこそこ容量のあるポータブル電源を導入しており、これを使うため「無電源ブース」として申請していたので、配置の柔軟さにつながったのではないかなと思います。

電源の制限なく自由に使える(扇風機とか余分に電力使ってもOK)し、イベントによっては出展料が安くなるし、特にNTのようなイベントだと主催者の負担も減るはず…? なので、Makerの皆さんはぜひ1台持っておきましょう。

都心こそキックボード活用

食券機はデカいのでクルマで搬入出の必要があり、科学技術館隣の北の丸駐車場は1時間400円・1日2000円の駐車代がかかります(これでも都心だと安いほう)。

1日目は搬入直後のみクルマを停め、設営終了後に自宅近くの月極に戻り、電動キックボードでまた会場まで戻ることで、わずかですが節約することができました。

展示は好評で、今回もたくさんの方に面白いねと言っていただけました。
「ネットで見ました!」「一度触ってみたかったんです」と声かけてくださる方も多くて嬉しかったです。

質問で一番多かったのは「どこで入手したんですか?」。
答えはヤフオクなんですが、ポピュラーで代表的なネットオークションながら一般人でも業者向け機器を比較的入手しやすく、とても重宝しています。

展示自体は非常にゆるゆるやらせてもらってました。
肩肘張らなくてよいのがNTの良いところで、基本的にShockAndKeysを置きっぱなしにし、好きに触ってねという形式にしてましたが、もっと頑張るならデモ演奏ができるように練習したり、操作説明を準備したりするべきなんだろうなとは思っているところ。
出展ギリギリまで制作してたので、次回以降ちゃんと用意できればなと思いつつも、NTだしまあ大丈夫だよね〜というマインドでした。

お子さんの体験だけはなるべく重視しようと思っていたので、踏み台を用意するなどの意識ができていたのは良かったところかなと考えてます。

ただただ作るのが趣味で、ちょいと人に見せるだけでいいなら自分が好きなように展示すればよく、そういう場合にNTはとても相性の良いイベントなのです。

今回、来場者の中からいただいた声のなかに「面白いからもっと深く知ってみたい、でも細かく触りたいのに操作説明がない」「操作できないなら、作者さんのちゃんとした演奏が見たい」というものがありました。イヤーごもっとも。

ちょうど個人的にも、いつのまにかやめてしまってた音楽活動をこの機会に一緒に再開できたらいいなあという思いを若干抱えていたりして、もし本気でそうしたいなら…… もっと頑張らなきゃね? というのを意識した2日間でした。

会場のようす

いろいろ見て回ることはできたのですが、あまりいい写真がとれておらず、スマホ内に残っている写真からいくつかご紹介。

秋葉原ロボット部

たまにオンラインで登壇したりとお世話になっているコミュニティ。秘密結社で総統をやっている @nanbuwks 氏が主宰です。薄い本もちょっと厚めの本もあり、テーブルクロスはなぜか保温用銀シート、目玉展示は宇宙農業というカオスブース。

PikoPiko Factory

音源がのった複数の独自基板にMIDI信号を送り、出力をMIXして、をこの小さな中に詰め込んでるのが可愛らしいです。LEDや小型のディスプレイが光りながら8bitピコピコ音が流れ続けてるのはずっと眺めてたい。24時間YouTubeライブ配信してほしいですね。

らてのワークス

M5Stackをゆるキャラにしたスタックチャンから派生した、等身大で動く「スタックサン」の中の人 @cofelatte_latte さんのブース。3Dプリンタで量産した「ゼンマイチャン」を買わせていただきました。

DIYシンセG

4ブースそれぞれ隣接で出展されていた、シンセの神達の集い。電子楽器自作勢としてはインターフェースだけではなくやはり音源もしっかり作り込みたい願望があるところ、こちらの皆さんはガチ勢揃いなのでかなり憧れであります。

handaru

電子部品をデッカくしたやつですが、なんと全部実働するという衝撃。ミニチュアが可愛いというのはよくありますが、電子部品は逆にデカい方が可愛い、という気づきを与えてくれます。写真撮り損ねたのですがなぜか巨大で圧縮空気駆動するカニのハサミも置いてありました。怖い。

有限会社ミサオネットワーク

協賛で出展されているガチの会社さんなのですが、あらゆる大人の事情によって作ったのに世の中に出回れなかった感じのデバイスなどを放出されてました。ネコチャンシールカワイイ〜〜〜

そのほか

せっかく目立つ大きな機体だし、そもそもが中古で傷もあり綺麗に保つ必要性も薄いので、今後お会いした人や団体、イベントなどのシールを貼ってもらおう! と思い立ち。

1枚目として、NT東京主催の椚座さんにお願いして公式のシール(ちゃんと買ったやつだよ)を側面に貼っていただきました。やったぜ。

お昼ご飯にカレーをいただきました。770円という平成レトロ感ある値段、お味は…… 素朴(察して)

科学技術館は老朽化で建て替えが決定されたらしいので、併設カフェが今後どうなるか楽しみにしたいです。

2日間を支えてくれたポータブル電源ですが、イベント終了時点での使用電力量は1152Wh*69%=795Whでした。エアコン冷房をガンガンに1時間かけるくらいの電力でしょうかね?

イベントは2日間で合計14時間だったので、平均の消費電力は約56Wでした。

次はMaker Faire Tokyo 2024にでます。

よろしくね!