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二兎を得るか、一兎をも得ざるか

イベントレポート: 明星和楽2016

昨年11月12日に福岡・博多天神にて開催されたテクノロジーとアートのイベント「明星和楽2016」に参加してきたレポートです。

明星和楽2016」について

2016.myojowaraku.net

明星和楽とは、2011年から行われている、テクノロジーとアートを融合したイベントです。2016年は福岡の博多天神にて、トークやライブセッションといった様々な催しが複数のステージで同時多発的に行われました。つまり博多のあちこちで路上ライブが開かれている! という状況を想像していただければいいと思います(ちょっとちがうけど)

僕は東京からきたエンジニア3人組「東京IoTチーム」のうちの1人として、「ライオン広場」という場所で作品の展示をしました。 紹介ページはこちら。

2016.myojowaraku.net

イベント全体の様子については以下が詳しいです。

thebridge.jp

ライオン広場での1日

当日は、「アニメスプレイ」という、福岡を中心にサブカルなクラブイベントを主催されているチームの方々とのコラボ企画「ヤミナベスクランブル」として、独特な空間を演出しました。

ここライオン広場は博多でも有数の待ち合わせ場所ですが、朝、準備に来たときから、ちゃぶ台・座布団・みかん・スーファミを設置して魔界村をプレイするという変態的な状況と化していました。ヤミナベというかただのカオス。。

まず、アニメスプレイの方々のVJ&DJプレイからスタート。節々にトークをはさんだり、目の前でトラックメイキングを披露したりと、まるでラジオの収録を見ているようです。プロだ……!

我々エンジニア勢ももちろん登壇します。東京のIoTやエンジニア界隈事情についてトークをしますが、はじめは何を喋ってよいかわかりません。しかし、慣れてくるとどんどん話題が話題を呼び、楽しくなってきて、意外と時間が足りなかったです。会場では素通りしてしまう方がやはりほとんどでしたが、時折立ち止まって熱心に聞いてくださる方もいたりしました。

それにしても福岡のみなさま、路上にちゃぶ台とミカンですよ?寛容度が高すぎやしませんか?笑

そんなこんなで、VJ&DJのパフォーマンスとエンジニアトークが交互に繰り広げられつつ、ステージの後ろではエンジニア達の “Interactive Art of Things” な作品が常設展示のように並べられ、街を行く多くの皆さまに見ていただくことができました。

メンバーと展示物の紹介

エンジニアトークではそれぞれの作品を紹介させていただく機会がありましたが、こちらでもご紹介させていただきたいと思います〜〜

ワンフットシーバス・たなかせいごさん(@1ft_seabass

ストローでできていて展示会場で一瞬で組み立てられ、しかもTwitterバズワードに反応してうねうね動くオブジェです。日用品を活用してこんなに可搬性があってしかもIoTな芸術作品って今まであったでしょうか……ちなみにお子さんにとても人気でした。

www.1ft-seabass.jp

オイシックス・しのはらさん(@shanonim

なんと光るネコミミです。色が自由に変えられる光るサイリウムを手に持っていますが、このサイリウムの色を切り替えると、ネコミミの発光色も同じ色になるように切り替わります。もちろんワイヤレスですが、一度サーバーを経由しているために、全世界のどこにいてもネットさえ接続されていればネコミミサイリウムの色は同期されるんだそうです。とても可愛いアクセサリながら世界とつながっちゃってます。

shanonim.hatenablog.com

ただの食レポ

ウフル・かわのさん(@bakuonboogie

東京チームのモデレータとして我々エンジニアをばり高めてくださいました!!!!

そして僕(の作品を着用してくださったまーちゃん)

福岡のクラブ・セレクタのキャッシャー&コスプレイヤーである「まーちゃん(@quince25)」さんに、拙作のウェアラブルシンセサイザー “Cardiaction” を着用していただきました。しのはらさんの光るネコミミとのコラボで(タレント的かつ物理的に)まぶしくて、多くの皆さまに見ていただくことができたかなあと思っております。

xor.hateblo.jp

この明星和楽2016では、テーマが「IoT」ということでちょっとだけオリジナルから改良を加えました。
上述のたなかせいごさんの技術をお借りして、Twitterにおける明星和楽ハッシュタグの投稿頻度によって、音声合成のパラメータを変えるという実装をしたのですが、思ったより該当ツイートの頻度が平均的(ピークがほとんどない)だったため、残念ながらIoTっぽいところはほぼ皆無でした。
見た目で人気をさらっていってしまった感があり(それでも全然良かったのですが!)、エンジニアとしては技術面でもっともっと魅せたいな、といったところでした。

ちなみに、まーちゃん×Cardiactionは、こちらの美人カレンダー(九州ビジネスチャンネル)にて11月13日のモデルとして掲載していただきました!
プロカメラマンが持つ「魅力を引き出す技術」に大変感銘を受けました(訳:しゅごい)

まとめ

自分が覚えている限りでは初めて来た九州・福岡でしたが、めちゃめちゃ楽しかったです!
テクノロジーとアートとサブカルを融合した催しものってそんなに多くはないと思うのですが、今回は非常に相性の良い組み合わせのイベントになったなあと思いました。福岡の人も親切で、素敵な技術と魅力を持ち合わせた多くの方と知り合うことができる、とてもよい機会になりました。(あと一緒に来てくださった東京メンバーともさらに仲良くなれました!うれしい)

おまけ

アフターパーティなんかがあったりしまして、別の会場で活躍されていた方々と交流することができました。

深夜に ラーソーメン なるものをいただきました。これが夏場だったらより最高な食感と冷感によって幸せに死んでいたことでしょう。危なかった。

翌日のランチに、 福岡の金字塔・もつ鍋 をいただきました。とろける旨味に昼間からジョッキで乾杯不可避です。

夜は、イベントでお世話になったクラブ・セレクタに遊びにいきました。東京のクラブでは考えられないぐらいお客さん同士が仲良しで、なんというかひたすら居心地が良かったです……。
この日「制服補完計画」というイベントがあり、 セーラーやカーディガンな博多弁女子がホールに集結してピョンピョン踊ってまして、もう生きているだけで優勝 だと思いました。

以上な感じでだらだら書いてしまいましてすみませんが、とにかくごはんが美味しくて、1月に福岡を再訪してしまいました。というわけで、次の記事では福岡食い倒れのレポートも書いてみようかなと思います〜。

編注: ↑ 転載時に探しましたが食い倒れレポートは下書きすら書けてませんでした。何回でも行くしかない。