何かと世間をお騒がせ中の楽天モバイルですね。
僕もSIMを申し込んで受け取ってそのまま放置してたのを忘れていました。
ところでBlackberryなんぞは公式の動作確認端末には当たり前のようにないので、使うことができるのか試してみました。
上記は非公式の検証サイトですが、5chまとめからの移転なので結構いろいろ雑です。
今回はお気に入り機であるBlackberry KeyONEというやつで試してみます。
Blackberry KeyONE
もうスマホ事業あきらめちゃったBlackberryの最終製品の1つ前という少し古めのモデル、中国TCL製造です。(最新機はKey2)
日本国内版はシングルSIMのBBB100-6というモデルですが、手元にあるのはBBB100-7というインド版のデュアルSIMモデルです。
主要4Gバンドへの対応は以下のとおりとなります。
というか自分用メモ兼ねて全部書いてみます。
バンド | BBB100-6 (国内版) | BBB100-7 (インド版) | キャリア |
---|---|---|---|
1 | ✔︎ | ✔︎ | docomo・au・SB |
2 | ✔︎ | ✔︎ | |
3 | ✔︎ | ✔︎ | docomo(東名阪)・au・SB・楽天(楽天回線エリア) |
4 | ✔︎ | ✔︎ | |
5 | ✔︎ | ✔︎ | |
7 | ✔︎ | ✔︎ | |
8 | ✔︎ | ✔︎ | SB |
11 | au(地域限定)・SB(実験的対応) | ||
12 | ✔︎ | ||
13 | ✔︎ | ✔︎ | |
17 | ✔︎ | ✔︎ | |
18 | au・楽天(パートナー回線エリア) | ||
19 | ✔︎ | docomo | |
20 | ✔︎ | ✔︎ | |
21 | docomo(日本独自) | ||
26 | au | ||
28 | ✔︎ | ✔︎ | docomo・au・SB |
29 | ✔︎ | ||
30 | ✔︎ | ||
38 | ✔︎ | ✔︎ | |
39 | ✔︎ | ||
40 | ✔︎ | ✔︎ | |
41 | ✔︎ | ✔︎ | SB(AXGP)・au(WIMAX) |
42 | docomo・au・SB (いずれもキャリアアグリゲーション) |
いずれにしろ楽天モバイルにおいてはバンド3のメイン回線のみ対応ということになりますね。
これは、大都市圏の楽天プロパーの基地局のあるエリアでは無制限で使えるが、地方部でauローミングを使うパートナーエリアではそもそも電波を掴めないということになります。
バンド18はauが国内で広く扱っているバンドで、Key2であれば対応しているようです(うらやましき)。
さっそく楽天SIMを挿入してみる
バンド3が充分掴めると思われる都内で試してみました。
楽天SIMが入っているのはSIM1トレイで、SIM2トレイにはBiglobe SIMが入っています。
再起動を促されるのでタップして実行します。
再起動後に回線が認識され、SIM1側の事業者に "Rakuten" という表示が出ていることが確認できます。
MVNO事業者であれば "NTT docomo" などの表示が出るところ、楽天が立派にMNO扱いされていることが見られる部分です。
APN設定
MNO認識すると対応したAPNプリセットがいくつか自動で表示され、大抵は選ぶだけで済みますが、楽天は新しい事業者なのでそのあたりがまだ出てきません。
そのため手動で設定を行います。
変更が必要な項目は以下。
項目 | 設定値 |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APN | rakuten.jp |
APN type | default,mms,supl,hirpi,ia,tether,ims,dun |
APN protocol | IPv4/IPv6 |
APN roaming protocol | IPv4/IPv6 |
LTEのみモードで接続する
この状態で一度データ通信をオンオフすると電波を掴みに行ってくれます。
ただ、最初一瞬4G表示になったと思ったら、すぐ "No Service" になってしまいます。
ネットワークが認識されてない状態です。
どうやら4Gよりも虚無の3G(そもそもUN-LIMITに存在してない電波)とかそっちのほうを優先的に掴みにいっちゃっている様子。すごいな。
というわけで、4G(LTE)だけを利用する設定にしてみます。
Android搭載のBlackberry機の場合は設定画面からは行けないので、コマンドを打つ必要があります。
こちらを参考にして、電話をかけるフリをしながら謎のコマンド「##46368676##」を入力します。
そしたらこんな画面が現れるので、"Phone information" 内のプルダウンメニューから "LTE only" を選択します。
終わったらそのまま画面を閉じて、ちょっと放置するか再度データ通信をトグルしてみます。すると……
つながった!🤗📶
スピード測定
「マイ楽天モバイル」アプリ内から通信スピードが測れるようなので試してみました。
深夜にしてはあまり速くはないものの、全く問題ない速度が出ているようです。
通話まわりは未検証
公式製品以外の多くの現行Androidでは、楽天VoLTEに対応していない関係で専用アプリの「楽天リンク」からの電話とSMSしか使えないようです。
こちらがめっちゃくわしかった。
楽天モバイルで楽天回線対応製品は本当に必要?今使っているスマホは楽天モバイルUN-LIMITで使えないのか徹底解説+APN設定情報
ということで「楽天リンク」もインストールしてSMS認証を試そうとしましたが、1日放置しても再起動しても電話番号を認識してくれないので、認証ができません。
と、書きながら気づいたんですが、「マイ楽天モバイル」とかで契約番号自体は確認できるのであんまり関係なかったですね。
じゃあやってみるか! と思い立つも、これを書いている今現在はかろうじてパートナーエリアが生きているかどうかのド田舎の実家、そもそもつながりません。
都市部に戻って気が向いたら引き続き試してみようと思います。
おまけ(メモ)
国外端末ユーザーからすると、au系列のSIMはバンドが特殊なこともあってなかなかLTE運用が渋そうです。
UN-LIMITとは関係ないけどマニアックだったのでメモ。どうか頑張ってください。