前回はこちら:
コロナだけど台湾出張行ってきた話、今回は入境後の隔離期間について。
到着当日
無事に知人宅に隔離されました。これから14日間カンヅメで仕事がんばります。弁当美味しくて泣いてる。 pic.twitter.com/9MHSwDz5aJ
— うこ (@ukokq) November 29, 2020
新北市内の知人宅を2週間お借りすることができました。
到着日、桃園空港の到着ロビーからそのまま隔離場所まで直接送り届けていただいたらもう夜になっていましたが、別の知人がタピオカミルクティーと弁当を差し入れに持ってきてくれました。
どうしてみんなこう優しいのだ台湾〜〜。
そして、あらかじめ予約購入して届けておいてもらったiPhone 12 Pro Max(グローバル版)を受け取ります。 愛用のBlackBerry KEYoneが限界に近いので、性能の良いカメラを買うつもりで思い切って購入。
256GB パシフィックブルー
15万3858円 (NT$41400) でした。
日本で買うよりもちょい高いかもしれない……
2週間の隔離(在宅検疫)開始
隔離は到着日の翌日0時から開始されます。
文字通り玄関から一歩も出ることなく、在宅で食うか寝るか仕事するか、強いていうなら以下のようなことがあった、という感じになります。
初日(11月30日)
台湾隔離1日目、衛生福利部から入国時に登録した番号に確認電話が来ました。名前確認、隔離の住所確認、家族と一緒か?1人か?あと14日間外出しないでね、スマホは手放さないでね、で1分半ほどで終了。この電話はちゃんと出ないとかなりでかいペナルティ(罰金)があるらしい。。 pic.twitter.com/bl4JtiH4fg
— うこ (@ukokq) November 30, 2020
ちょうどお昼頃に早速、衛生福利部から電話がかかってきました。
中国語は片言すらやっとなので、喂你好の次に「可以英文嗎?」とお願いすると英語でいろいろと案内してくれます。
ただ、事前に把握していた情報よりも説明や対応などが雑というか、かなり適当な感じがしました。
台湾の身分証 or 居留証を持っている場合:
- マスクと市販ゴミ袋を各14日分支給
- 協力費(生活費)としてNT$15000が支給
- ゴミは同居家族がおらず出せない場合は担当者が回収にくる
- 確認電話は担当者から毎日直接
- 場合によっては隔離場所まで訪問確認
上記以外の外国人で防疫ホテルにいる場合:
- 弁当が出る
- 少なくともゴミ回収はしてもらえる(マスクは不明)
自分の場合:
- 生活に関する費用はすべて自費
- 基本的には自動音声電話がかかってくるだけ
- 知人の家族(叔父さん)がよく差し入れご飯を買ってきてくれて、ゴミも捨ててくださいました。本当にありがとうございました。
- 当局、意外と雑じゃないですかね(中国語通じねーから放っとけ、みたいなね)
2日目(12月1日)
初日の英語要請で外国人と判定されたのか、英語のショートメッセージがお昼頃に送られてきます。しかしSIMカードの契約上、SMSの送信ができないので、このメッセージに返信することができませんでした。
仕方なく無視していると、だいたいちょうど12時ごろに自動音声の電話(英語)がかかってきます。内容はショートメッセージと基本的に同じで、体調が悪くなければ1番をプッシュするだけでOKです。
食料調達にはUber Eatsを多用することになるため、Taipei Eats Passに登録しました。NT$120で1ヶ月間、NT$200以上の注文の配達手数料が無料です。
とはいえNT$200のご飯って結構な量なので、全注文には使えない気がするが…… まあ大丈夫でしょう。
呪術廻戦を見ようとAbemaTVアプリを立ち上げるも、海外アクセスは弾かれるようです。VPNすら面倒なので諦めました。
3日目(12月2日)
台湾隔離飯2日目「XO醤排骨炒飯とエビの腸粉」台湾で初UberEatsなのにまさかの香港飯というチョイス https://t.co/kGbSOEqQN3 pic.twitter.com/GcHDHgOAB5
— うこ (@ukokq) December 1, 2020
Uber Eatsが無事使えました。
初手で香港メニューを選択する痛恨のミス(でもうまかったからヨシ)
4日目(12月3日)
スマホがミュートになっていたのか原因不明で衛生福利部からの自動電話に出られず。
ヒヤヒヤしながら1日過ごしましたが、特にお咎めの連絡とかはなかったです。
5日目(12月4日)
台湾隔離飯4日目の夜食「小籠包と熱米漿」さすが豆漿大王、やすいうまいはやい https://t.co/KUVjvHr0SL pic.twitter.com/OXWKyPpvPZ
— うこ (@ukokq) December 3, 2020
「世界豆漿大王」というお店の小籠包と豆乳のコンボ、これで約400円。
朝マックの30倍ぐらいの良さみがあります。
このセットは隔離中4回ぐらい注文しました。
6日目(12月5日)
なぜか日本国内から3件電話が来る。
- ドコモの代理店から「FOMA契約はよ切り替えろ」旨の催促、
「今ってスマートフォンというものがありまして〜〜」と言われ失笑してしまう。
タイプSSバリューをデュアルSIMのBlackBerryで使ってる人とはまず思わんでしょうね。 - 地元病院から「保険証切り替えました?番号が期限切れのようで〜」
確かに切り替えたので急いで新しい番号を連絡しました。 - 小学校のときからの友人から「今地元の焼肉屋で○○と飲んでて〜」
これもめちゃめちゃ行きたかったけど人生最大の不可抗力だったので丁重にお断り。
9日目(12月8日)
12時に自動音声電話が来ない…… と思っていたら、担当者から直接電話きました。
名前の確認、体調はどう? あと6日で出られるけどあってるよね? という内容。
再三のバリバリ中国語だったので、さすがに隔離者各個人ごとに対応を分けているわけではなさそう。
10日目(12月9日)
11時に自動音声電話、12時前に担当者から肉声電話、
名前を確認したあと「Are you feeling good?」「あ、うん、so good」「OK(ガチャ」で終わりました。時間にして20秒足らず、何人にも電話をかけているのか相当大変そう。
11日目(12月10日)
海外まで来て地震なんて初めて
— うこ (@ukokq) December 10, 2020
そこそこ揺れた pic.twitter.com/VQSj7GBrQM
11時半に自動音声電話、14時半に担当さんから肉声電話。
21時ごろにそこそこ強めの地震がありビックリしました。不意打ちすぎる。
13日目(12月12日)
昼前に日本の不動産会社から「今借りてる家、更新いっとく?」と電話。
「いっときましょう」で帰国後に再度連絡を約束。
最終日(12月13日)
今日でおしまいだよ!!! という電話を期待するも、お昼頃の自動音声電話の応答のみで終了。つまんねーやつだなと思いながらこの記事を書いておりました。
隔離完了(12月14日)
すげえ!!文明の光だ!!!!!!世界ありがとう!!!(錯乱) pic.twitter.com/3Uo6Ko3LW8
— うこ (@ukokq) December 13, 2020
0時になった瞬間にそそくさと近所の夜市へ飛び出してしまいました。
隔離は特にしんどくはなかったのですが、外の景色を見られるのは良いもんですね。ちょいと散歩したらかなりスッキリした気分になりました。
隔離中の消費
電気水道代は不明、差し入れは含まずで判明したもろもろの量について。
データ量
お借りした家はあまりメインで使われている家ではないようでWi-Fiがなく、モバイル通信のテザリングで主に乗り切りました。
仕事柄ずっとオンラインで映像や何かしらを繋いでいるような状態だったので、1日平均10GBほどを使っているような状況です。しかしさすがはT-Starの1ヶ月無制限SIM、これだけ使ってても常時最低20Mbpsを下回らない回線品質を提供してくれました。
お金
- Uber Eats * 16 + Taipei Eats Pass
計 10766円
なんだかんだ色々と差し入れを頂いていたのが助かりました。
協力者の皆さまありがとうございました。
ということで、本日(12月14日)よりバリバリ外仕事してゆきます。
日本進出してない大手タピオカを制覇したいなあ……
(続く)